ヒダの白いこのきのこ、最初はなんだろうと思っていたが、どうやらコザラミノシメジあたりのようだった。
いつも「テングタケみたいな」ものや、昨年はイボテングタケが出た場所に行くと、ようやく幼菌が顔を出しはじめたところだった。切り株跡ではアラゲキクラゲが乾物になっていた。
カサの表面がちょっとひび割れたようになっている褐色のベニタケ属。
先週は大阪でアセタケ属観察会が行われたが、たしかに、アセタケ類が多く出ていた。マットなビロード状で全体が黄褐色。
こっちは大型でカサに絹糸状光沢のあるオオキヌハダトマヤタケに近いと思われるもの。「とまや(苫屋)」とは、みすぼらしい状態の屋根の建物という意味らしい。アセタケ類の多くが中央の突出したような繊維状や鱗片のあるカサになっているようすを例えたもの。
おしくらまんじゅう状態のニセショウロ属。当然、中身はこしあん。実際にこんなまんじゅうがあったらうれしいかも。
黄色くて小さいアンズタケ属。ヒナアンズタケというのもあるが・・・
やや移動した場所のマテバシイの根本。カサが紫灰色のベニタケ属。他にも数種類のベニタケ属が周辺に出ていた。
小型で茶褐色のアセタケ属。カサ表面には同色の微細な鱗片あり。
こういうベニタケ属は名前がわからない。
次回、採集紀行伝 東国演義
第3話「熱い場所」
いざゆかん、民のために!