流水・紫雲さんが定点?観察している倒木へ。
このときはコキララタケは発生していなかった。昨年、ヒラタケみたいなものがあって千葉へ持って行ったが、今年も発生していた。すでにぼろぼろになっているが、去年と同じもの。全体が淡黄色でヒダは垂生。こんな時期であるのと、その姿からとてもヒラタケには思えない。ヒラタケ属の未知種かもしれない。勝手に命名「ミズモトヒラタケ」
その「ミズモトヒラタケ」のすぐ上にコキララタケのオゾニウムがあり、1個だけ顔を出していた。
チップの上に見られる菌核。形は丸い地下性菌みたいだが、内部は硬くて真っ白。成熟して胞子ができているようすもない。たぶん、なにかのきのこの菌核なのだろうが、よくわからない。キンカクイチメガサとかの菌核ともちがうように見えるが・・・
コップに黒い碁石の入ったハタケチャダイゴケ。
同じチップの上の丸っこいのでも、こちらは粘菌マメホコリ。成熟すると内部は粉状の胞子の塊になるが、未熟なものはオレンジ色の液体になっている。
表面は淡黄色の粉状で内部は黒い。いわゆる「にゃら菌」と呼んでいるもの。
テングタケ属タマゴタケ節のタマゴテングタケモドキ。カサに溝線があり、柄にはツバ、根本に袋状ツボがある。最大の特徴はヒダがピンク。目立つきのこで、自転車で走りながら見つけたが、蹴っ飛ばされずに残っていた。
昼になったので涼亭へ。今回は冷やしたぬきを注文。ここのそばはこういう公園内にある食堂にしてはあなどれないもの。
酔渓さんはざる天丼セット。流水・紫雲さんはいつも液体しか摂取しない。
メタセコイヤやラクウショウの森の倒木にスジウチワタケモドキ。去年切り株から出ていたものよりもそれらしい姿。
次回、採集紀行伝 東国演義
第5話「サギ師の聖域」
いざゆかん、民のために!