7月に入ったばかりだったが、日付はいきなり21日に進む。
この日から大阪市立自然史博物館で特別展「きのこ!キノコ!木の子!~きのこから眺める自然と暮らし~」が開催される。その初日のオープニング(午前9時30分)に行ってきたのだ。
なぜ、いきなり21日なのか?
それは、今回の特別展では「ブロガー招待」で1回だけ無料で入場できるからだ。
自然史博では特別展でブロガーを招待し、ブログに掲載してもらって宣伝してもらうかわりに無料招待している。
会場は花と緑のセンター2階ネイチャーホール。階段にもポスターが貼り付けられている。
会場入口。普通はここで入場料を支払うが、招待で見るときは博物館からの通知メールの文面を見せるのだ。
会場入口横ではなぜか、この5年間毎年選定されきた歴代の「珍菌賞」が展示されていた。
会場は広い。そこに栽培、分類、資料など様々な資料が展示されていて見応えあり。
ちなみに、今回の展示はストロボを使わなければ撮影可能で、ネットにアップしてもかまわない。
会場の一角では胞子が射出されるところを撮影した映像も映写される。
最初はキッチンマイコロジーと題して、栽培きのこについての展示からスタート。
ケースには様々な市販されている栽培品が並んでいるが、どれも凍結乾燥標本になっているので腐ることはない。
ここには栽培きのこの和名と学名が書かれている。きのこによっては実際の和名などとはちがう商品名がつけられていることがあるが、これを見ればその正体がわかる?
野生のエノキと栽培品の白と茶色。
エリンギ。原産地の地中海周辺ではエリンギウム属などセリ科植物に寄生する。横にはそのエリンギウム属植物の標本も並ぶ。現地ではニンジンにも寄生する害菌でもあり、日本に導入される前に国内でも被害が出ないか慎重に調べていたとか。
日本で菌床栽培を広めた京都市の森本養菌園に残されている資料。
マッシュルームは最初「フランス松茸」と呼ばれていた。
菌学者の川村清一が京都にやってきて、森本養菌園で栽培されていた「ちゅうなめこ」を描いた図。成長しているが、たしかにナメコだった。