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公園のきのこ2018年7月2

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カサに条線、根元に袋状ツボ、柄にはツバ。カサの色が少し茶色っぽい。こういうのはたいがいタマゴテングタケモドキっぽい。ヒダはほんのりピンク。

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非常に小さいアンズタケ属。周囲の砂利などと比べても小さいのがわかる。それでもちゃんとアンズタケっぽい形をしている。

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ついに今年はじめての目撃、「キアシヤマドリタケ」。カサが茶色く柄が黄色いヤマドリタケモドキ風。

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まだ管孔が菌糸で塞がれている。

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コテングタケモドキ。かすりもようのある灰色のカサ、白い柄に膜質ツバ、根元のツボにはくびれがある。

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こちらもキアシヤマドリタケ。昨年はたくさん出ていたが今年は少ない?

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こちらのコテングタケモドキはうまいこと大小が並んでいた。

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カサのかすりもよう。ここでのヤマドリタケモドキ、アケボノドクツルタケ、キアシヤマドリタケ、コテングタケモドキは標本として博物館に送ることにした。

大阪きのこ展2018その1

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7月に入ったばかりだったが、日付はいきなり21日に進む。
この日から大阪市立自然史博物館で特別展「きのこ!キノコ!木の子!~きのこから眺める自然と暮らし~」が開催される。その初日のオープニング(午前9時30分)に行ってきたのだ。
なぜ、いきなり21日なのか?
それは、今回の特別展では「ブロガー招待」で1回だけ無料で入場できるからだ。
自然史博では特別展でブロガーを招待し、ブログに掲載してもらって宣伝してもらうかわりに無料招待している。

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会場は花と緑のセンター2階ネイチャーホール。階段にもポスターが貼り付けられている。

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会場入口。普通はここで入場料を支払うが、招待で見るときは博物館からの通知メールの文面を見せるのだ。

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会場入口横ではなぜか、この5年間毎年選定されきた歴代の「珍菌賞」が展示されていた。

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会場は広い。そこに栽培、分類、資料など様々な資料が展示されていて見応えあり。

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ちなみに、今回の展示はストロボを使わなければ撮影可能で、ネットにアップしてもかまわない。

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会場の一角では胞子が射出されるところを撮影した映像も映写される。

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最初はキッチンマイコロジーと題して、栽培きのこについての展示からスタート。
ケースには様々な市販されている栽培品が並んでいるが、どれも凍結乾燥標本になっているので腐ることはない。

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ここには栽培きのこの和名と学名が書かれている。きのこによっては実際の和名などとはちがう商品名がつけられていることがあるが、これを見ればその正体がわかる?

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野生のエノキと栽培品の白と茶色。

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エリンギ。原産地の地中海周辺ではエリンギウム属などセリ科植物に寄生する。横にはそのエリンギウム属植物の標本も並ぶ。現地ではニンジンにも寄生する害菌でもあり、日本に導入される前に国内でも被害が出ないか慎重に調べていたとか。

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日本で菌床栽培を広めた京都市の森本養菌園に残されている資料。

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マッシュルームは最初「フランス松茸」と呼ばれていた。

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菌学者の川村清一が京都にやってきて、森本養菌園で栽培されていた「ちゅうなめこ」を描いた図。成長しているが、たしかにナメコだった。

大阪きのこ展2018その2

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展示会場の一角にワークショップのスペースがある。このときはなにもしていないが、ここで期間中に何度か子ども向けワークショップが開催される。

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展示会場入ってすぐのところに凍結乾燥標本が置かれている。コテングタケモドキ、カワリハツ、シロテングタケ、ベニテングタケ。

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菌床から発生したアラゲキクラゲ。キクラゲ類はたいがい乾燥品で売られていることが多いが、最近は生のパック詰めで売られているものも見る。

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シイタケに関する展示。食べたくはないが、きのこ栽培の歴史を語る上でははずせない。

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明治7年の物産表から見るシイタケとマツタケの分布。どちらも西日本に集中している。

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シイタケの細密画。ほんとうにヒダなど細部にわたって表現されている。

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もうひとつのシイタケ展示ケース。

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これも明治のシイタケの図。このころからもう顕微鏡による胞子や組織の図が描かれている。

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明治の学校教育で使われた教育掛図。

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主にシイタケの栽培に関して、ほだ木になる樹木や干しシイタケの作り方などが図示されている。左下にはほかのきのこが描かれているが、マツタケやクリタケ、「木耳」(キクラゲ)はわかるが、「石耳」とはなにか?イワタケ?

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マツタケ、コウタケ、バカマツタケの標本。

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このバカマツタケはニュースにもなった、奈良県での試験栽培で発生したもの。

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主要なきのこの産地分布。マツタケとシイタケはさっきあったが、さらに、ハツタケ、マイタケ、イワタケを加えている。ハツタケが東日本に多いのは地域によるきのこの好みを反映しているのか?マイタケが東北に多いのはミズナラ林が多いから?
イワタケはきのこ扱いされていた?

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イワタケ。きのこみたいな名前で岩壁にくっついているが、こちらは地衣類。

大阪きのこ展2018その3

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今度はマツタケに関する資料展示。

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むかしは山から草木をとってきて利用していたのでやせた山になり、赤松やマツタケの生育に条件のいい環境になっていたが、次第にそういうことはしなくなり、山が富栄養化することでマツタケの生産量も減少していった。

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むかしはたくさんマツタケがとれていたので、大阪天満には松茸市ができるほどだった。

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マツタケをいとおしそうに眺めているこの人物は植物学者として名高い牧野富太郎。

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秋のマツタケ狩りはレジャーとして人気があり、江戸時代のこの絵でも山でマツタケ狩りに興じる人々が描かれている。

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阪和電鉄(現在のJR阪和線)では秋になると沿線のマツタケ狩りスポットを紹介している。

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南海鉄道でも大阪~和歌山沿線のマツタケ紹介冊子を作成。こんなカゴにいっぱい入っているのがうらやましい。

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当時のマツタケ狩りに興じる人々の写真。うれしそうな顔しちゃって!

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さて、ここからはお勉強展示。これはきのこの分類の系統樹に沿ってそれぞれの分類群に属するきのこの標本を展示している。

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最近の分類の系統樹。このブログの分類もこれらによっている。

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左からシロキクラゲ綱シロキクラゲ目、ハラタケ亜綱アンズタケ目、キクラゲ目、スッポンタケ亜綱(スッポンタケ目やヒメツチグリ目)。

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タバコウロコタケ目、タマチョレイタケ目、キカイガラタケ目、イボタケ目。

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ベニタケ目、ハラタケ亜綱のハラタケ目やイグチ目。

大阪きのこ展2018その4

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ここからはきのこの分類やその特徴などを解説する学術的展示。
主な属ごとの解説。図鑑に使われている絵図と実物標本、解説文で構成。

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モリノカレバタケ属。落ち葉の堆積しているところに発生し分解している。

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好んで食用にされるナラタケ属。むかしはナラタケとナラタケモドキしか知らなかったが、今では多くの種類が知られている。世界最大の生物としても有名。

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ヒラタケ属。ヒラタケ、エリンギ、タモギタケなど栽培きのこが多い。

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テングタケ属。ドクツルタケ、ベニテングタケ、タマゴタケなどキャラが立っていてかっこいいものが多い。きのこ界のスーパースター軍団。

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いくつかの属は別枠で標本が展示されている。

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ウラベニガサ属。ヒダ(胞子)がピンクで朽ち木から発生する。

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オオシロカラカサタケ属。カラカサタケ属は胞子が白色だが、オオシロカラカサタケは緑になる。熱帯性で温暖化の影響で北上してきたと言われる。

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ハラタケ属。胞子がココア色になる。マッシュルームのように食用にされるものもあるが、有毒種も多いので、野生のものを見つけても、この仲間は手を出さない方がいい。

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イッポンシメジ属。ウラベニホテイシメジのようにがっしりしたものから、キイボカサタケみたいに華奢なものもあるが、共通してヒダがピンクを帯びる。

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フミヅキタケ属。胞子が茶褐色になる。有名なものでは栽培もされているヤナギマツタケがある。

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フウセンタケ属。蜘蛛の巣状の被膜が特徴的だが、実に多くの種類があり、この属だけで2000種類もあるといわれ、区別するのは容易ではない。

大阪きのこ展2018その5

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今度はきのこの観察ポイントについて。きのこの各部の特徴について、どのような状態なのかを記録しておくこと。

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採取したきのこを標本として活用するためこのようなポイントについて記録し、それをつけて博物館に送ると標本としての値打ちが上がる。

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いろんなきのこを並べて、カサや柄、ヒダ、断面、子実層にどのような特徴があるのかを見せている。

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ベニタケ属。夏場に多く見られ、赤や緑や白などカラフルな種類も多いが、外見で区別しにくいものも多い。

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傷つけると乳液の出るチチタケ属。最近ではチチタケ属、カラハツタケ属、ムルティフルカ属の3つにわけられている。

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ヌメリイグチ属。カサ表面がぬるぬるしているものが多く、ハナイグチなど食用として好まれるものもある。

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ヤマドリタケ属。イグチの代表選手みたいなもので、ポルチーニの仲間が有名。最近ではかなり細分化されている。

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ニガイグチ属。その名のとおりかじると苦い種類が多いが、なかには苦くないものもある。

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ヤマイグチ属。柄に粒点が特徴的。標高の高い所に行かないとなかなか見られないものもあるが、スミゾメヤマイグチやイロガワリヤマイグチは低地でも見られる。

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オニイグチ属。全体が黒っぽくてささくれている印象。最近では多くの種類が認識されているが、ひとくちに「オニイグチ」といっても肉眼的に区別できない隠遁種がかなりあることがわかっている。

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ここでは主にハラタケ目の系統樹とあるグループについての展示。

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かつて内部に胞子をため込んだホコリタケみたいなのとか、くさい液状のグレバをもつキヌガサタケみたいなのは「腹菌類」というグループだったが、今では多様な分類群の集まりにすぎないことがわかった。写真奥のほうのはそのうちハラタケ目に属するもの。ホコリタケやノウタケ。

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こちらはイグチ目に属するもの。ショウロやツチグリなど。

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こちらはスッポンタケ目に属するもの。キヌガサタケやキツネノタイマツ。

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地下生菌だが切ると乳液の出るチチショウロはベニタケ目。ベニタケ目はいわゆるベニタケ型だけでなく、フサヒメホウキタケやニンギョウタケなど多様な姿のものが属している。

様々な分類に属する生き物が似たような外見になることを「収斂進化」という。

大阪きのこ展2018その6

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大きなきのこが収納されているケース。サルノコシカケ類は大きいのをしばしば見るが、注目は左のオオオニテングタケ。やらかいきのこではとびぬけて大きい。

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さらに展示会場は続く

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おや、こんなところに宮崎駿が?と思ったら、担当学芸員の佐久間氏だった。最近は立派なおひげをたくわえて、それが白くなって風格が増してきた。展示期間中はここにいることが多いらしい。

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その上空には天井からつり下げられたきのこモービルがぶらぶら。

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きのこの図鑑類には全国に出回る有名な物意外に各地でローカルな図鑑が出版されている。ここにはなつかしいものやら今では絶版なものが。

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昔の図鑑の展示。まさに日本のきのこ図鑑の黎明期。

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今関六也の原色キノコ。むかしの図鑑はカラー図版が主流。

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きのこが植物図鑑に収録されるときは隠花植物扱いされていた。

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川村清一の日本原色菌類図鑑。

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1828出版の海外図鑑の薬用植物図譜。ベニテンの学名が属名Agaricusになっている。
むかし、やらかくてヒダのあるきのこはAgaricusだった。今はハラタケ属。

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左上はフローラ・ヤポニカに収録されたマンネンタケの図。はじめて日本から学術報告されたきのこだという。右は坂本浩然の菌譜。日本では本草学からスタートしたきのこへの探求が海外からの学術書の導入で菌類学になっていく。

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菌譜より。アカハツ、ツルタケなど今もおなじみの名前が見られる。

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左はテングタケの仲間、その右はスッポンタケとわかるが、右端はツキヨタケと書かれていても?となってしまう。

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左ページの細いやつはキヌカラカサタケと書かれているが、今その和名で呼ばれているものよりも、どっちかというとキイボカサタケなどに似ている。それとも、当時はそれらをそう呼んでいたのか?

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きのこだけでなく、変形菌の展示もある。

大阪きのこ展2018その7

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こちらは最近収集されたきのこ標本の展示。
このケースには大阪箕面から運んできた標本が使われている。
箕面の裏山案内人さんのところで採取し、自分や他の人が博物館に持ってきたものを凍結乾燥標本にし、大阪箕面のきのことして展示している。

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ここからは自分が持ってきた標本。生のときのようすはこの1週間前のことだが、こちらを先に掲載しているので、あとでお見せしよう。
これはクリイロイグチモドキ。しっかりした肉質なので生と変わらない姿。

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イグチ類。右のベニイグチは大小とも。大きいのは運ぶときにカサがとれてしまった。
中央のはラベルがないがヤマドリタケモドキ。

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アイタケもわりかし色合いがよく残っている。きのこが竹のざるみたいなのに乗っているのがおもしろい。

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ツギハギハツとなっているがキツネハツ。これらのラベルは担当学芸員とは別の人が置いているらしく、間違いもあったので、指摘したから修正されるだろう。

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カワリハツ。緑タイプや紫タイプがある。「コヨヘイジ」というのが興味深い。

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ヘビキノコモドキも2本がくっついたものを持ってきたがそれがそのまま標本になっている。

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キウロコテングタケは現地ではなにかわからなかったが、このラベルが正解ならこうして名前がわかったということ。

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こちらは昨年11月に関西菌類談話会の例会での標本。奈良の富雄の近大キャンパス周辺の里山でとれたもの。

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こちらは談話会の合宿で行った斑尾高原でのもの。

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こちらは子嚢菌コーナー。

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オオゴムタケ。こういうのが生えている黒い材木はよく山で見かけるが、これは子嚢菌が材木を固めて偽菌核にしたもの。

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キリノミタケと書かれているがこれはミミブサタケ。

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アミガサタケの数々。こういうでっかいのを見たい。

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菌従属栄養植物ツチアケビの生態模型。ナラタケの菌糸を誘い込んで食べてしまう。




大阪きのこ展2018その8

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菌従属栄養植物のコーナー。左からギンリョウソウ、オニノヤガラ、タシロラン。
それぞれベニタケ属、クヌギタケ属、ナヨタケ科と関係のあるきのこの標本とともに展示される。

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冬虫夏草の会が昔の清水大典の冬虫夏草図鑑を復刻したもの。高そうだ。

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冬虫夏草をコケや葉っぱといっしょに押しきのこにした作品が並ぶ。

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マニアックな人気の冬虫夏草コーナー。既知の種類や未知の種類まで並ぶ。

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ツブノセミタケを掘り出している映像を流している。

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きのこにつく虫の標本。よくこんなに集めたものだ。

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スズメバチはシラタマタケの内部につまっているゼリー状の部分はグレバを食べる。

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昆虫記で知られるファーブルはきのこのスケッチも残しており、それを収録した巨大な書籍がある。むかし、所属団体のあっせんで定価の10分の1の値段で手に入れた。

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毒きのこのコーナー。

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先にあったものと別の教育掛け図だが、描かれているきのこのうち、マツタケはあんまり似ていない。

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イッポンシメジ、ドクツルタケ、テングタケ、カキシメジと以前から知られている毒きのこ。

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オオシロカラカサタケ、カエンタケ、ミカワクロアミアシイグチといった最近になって知られるようになった毒きのこ。

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有名な学者であるコーナーがむかし、空腹のあまりに食べた「カラカサタケ」に当たり、それがオオシロカラカサタケであったと。

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最近死亡事故が発生したニセクロハツ。東海地域より西にあるのは真のニセクロハツ。

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ナメクジの実験映像。ナメクジを入れたケースにテングタケを置くと群がって食べるが、アケボノドクツルタケだと口を付けずに避けてしまう。どうも、その臭いに反応しているらしい。

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虫を利用して胞子を散布させる。イグチなどは子実層を食べさせ、カニノツメやキヌガサタケなどはグレバをなめさせて胞子を拡散させる。

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枯れた松に出るヒトクチタケは下に穴が開いてそこに虫が入り込んでいる。

大阪きのこ展2018その9

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植物などに寄生する菌類。時には作物に被害を及ぼすことがある一方で、寄生されて変形したものが食用になったりする。

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マダケ赤団子病。竹の枝の一部が肥大して赤くなる。甘露が出るからと昔はおやつにされたことがあるらしく、これを探して試食した人がいる。

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ウメハルシメジは春先に梅林から出るが、他の外生菌根とちがって梅の根が溶けてしまうのだとか。両者はどういう関係にあるのか研究されている。
5月くらいにシイの古木などから出るカンゾウタケ。出るのはたいがい生きた木なんだとか。
そういえば、枯れ木から出ているのを見た記憶はないような?

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スナジホウライタケは海岸のイネ科植物の根から出てくる。海岸に行くたび探してみるが、まだ見たことがない。

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クロハツの類から出るヤグラタケ。きのこonきのこの姿を現したすばらしいネーミング。
ヒダがあるのにカサに茶色い粉状の厚壁胞子を作る。
これが出るクロハツ系は崩れずよく残っている。

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菌寄生菌。チシオタケなどから出るタケハリカビ、地下生菌のツチダンゴ類から出る冬虫夏草のタンポタケやハナヤスリタケ。手前はタケリタケ。

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タケリタケはテングタケ属などが他の菌(ヒポミケス属など)に寄生されて変形し、こんな形になってしまうのだが、ヒポミケス属の無性世代をセペドニウム属という。

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展示されていたタケリタケは2016年に斑尾高原合宿で見つけたもの。

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薬用きのこたち。霊芝として有名なマンネンタケ、サルノコシカケ類、冬虫夏草、ブクリョウ。
こうした薬用キノコを採取するのは山里の収入源になっていたのだとか。

大阪きのこ展2018その10

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今回の展示の目玉のひとつが、偉大なる先人が遺した記録資料の数々。
これは南方熊楠の菌譜。
きのこの絵自体は精緻ではないが、実物のスライスを押しきのことして一緒に貼り付けていること。

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ここからは川村清一の図譜。詳細な観察による精緻な図の数々。

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アシナガタケとウラムラサキ。きれいな格好いいきのこは誰でも描きたいが、小さく地味なものでも細部まで描く。その絵図には非常に多くの情報が詰め込まれているが、掲載された書籍にそれがすべて反映されるとは限らない。

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マツオウジとマツタケ。関東にはマツタケの産地が少ないからか、マツタケについては京都のものを描いたとか。

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オオハラタケとタマゴタケ。タマゴタケの学名は南方系のA.hemibaphaとされてきたが、最近は北方系のA.caesareoidesとされる。しかし、そんな中でも日本のタマゴタケは北日本と西日本ではちがうのではないかと?謎は深まる。

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ホソネヒトヨタケ。朽ち木などから出るヒトヨタケ。ひとつの種類について、幼菌から老菌、断面など多くの情報を描き込む。

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モエギタケやヤナギマツタケ。図では「ヤナギツバタケ」となっているが、後の図鑑ではヤナギマツタケになる。どこがマツタケやといわれそうだが、関西ではきのこ全般を「まったけ」と呼ぶ。

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カワムラジンガサタケとカワムラフウセンタケ。どちらも「川村」がつく。このときは単なる「ジンガサタケ」だが、別のきのこにジンガサタケというのがある。

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アシベニイグチ、ハナイグチ、イッポンシメジなど。右上のヤマドリタケは現在のヤマドリタケモドキのこと。

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ウラベニイグチとは学名Boletus satanasという海外で有名な「悪魔のイグチ」。有毒イグチとして知られるが、その学名は海外の種類。以前から、なぜ和名がついているのか謎だったが、これでわかった。ただ実際に描かれているのは国内の別の種類(ナガエノウラベニイグチ?)ではないかという。

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小さいアラゲコベニチャワンタケは多くの種類があり、肉眼的に区別しにくいので、子嚢胞子やその毛について顕微鏡的特徴の情報が重要。



大阪きのこ展2018その11

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次は今関六也関連資料。現在の国立科学博物館の初代菌類担当者だった。

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ベニタケ類。右のヨヘイジ、変な名前だが、地域名として通用していたものが新たに標準和名として採用されたものだとか。

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左のタマゴテングタケは強力な猛毒キノコの代表格のひとつだが、実は国内ではなかなか見られない。右のヤブレベニタケは最初「アカフチベニタケ(仮)」とされていて、それを訂正している。

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オオキノボリイグチ。標高の高いところで見られ、カサの水玉模様が素敵。実はまだ実際に生えているところを見たことがない。ぜひ見たい。

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人には得手不得手があるもので、あれだけ数々の絵図を残した今関や本郷でも硬質菌は苦手としていたようで、同じ図鑑でも硬質菌は別の人物の絵図が使われていたりする。

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こうしてむかしの図鑑の図版レイアウトを見られるのは貴重な機会。

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同じきのこでも描く人によってタッチが異なる。このカエンタケ、右は川村清一。左は特に注釈がないが?
当時の図にはマメザヤタケ属の学名が書かれている。形や質感が似ているからか。

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アカヤマタケ。左の今関図は変色の様子やヒダが黄色いことを強調。右の川村図は実物を拡大して描き、質感を再現。

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ササクレヒトヨタケの川村図。

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ササクレヒトヨタケの本郷図(左)と今関図。
本郷次雄はきのこを実物大に描く。

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きのこの模型標本。普通の乾燥標本は生のときの形や色が失われ、カラー写真もない時代は模型による標本が生の質感や色などを再現する手段だった。
むかしは蝋細工や張り子で、今は樹脂で作られる。リアルな造形がすばらしい。

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マツタケの模型。実際にこんなに並んでいるのを見てみたい。

大阪きのこ展2018その12

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左はミヤマイロガワリ。保育社の図鑑では検索表に名前が出てくるだけ。右のアカヤマドリは旧版のほうに使われた図だとか。

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ベニテン、モエギアミアシイグチ、ハナガサイグチ。
ベニテンは赤いカサの上からイボを白い絵の具で描いている。中央の開いたカサが漫画ちっくな表現に見える。

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モエギアミアシイグチ。図では「ナスビイグチ」と書かれ、ムラサキヤマドリタケの学名が入れられているとか。

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青木実の資料。専門的教育は受けていないが、仕事の合間にきのこの採取と観察記録をとり続け、その記録は「日本きのこ同好会」のきのこ図版として発行された。「青木図版」と呼ばれ、多くのコピーが流通した。記録された数多くのきのこには今も新種記載されていないものも多い。

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青木実のきのこ写真とそのネガ。

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膨大な数の青木図版は近年になって「日本きのこ図版」として出版された。

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吉見昭一。京都市で小学校教員をしながら腹菌類を研究し、子ども向け書籍の執筆も多い。かくゆう自分も小学校時代にその本のひとつを見てきのこの世界にどっぷり浸かることになった。京都御苑でのきのこ観察会を指導し、その後大学や博物館などで活躍する人材を育てた。
まさに私の師匠といって差し支えない。

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香川県にも教員をしながらきのこを調べた豊島弘という人がいる。

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アマチュアの観察記録。関西菌類談話会会員が実際に記録をとっていたもの。フタのついた機会はドライフルーツメーカーで乾燥標本を作るのに使われる。

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昼になったので飯を食いに。外に出るのが暑いなら、センターの中にあるカフェで食事できる。このときはカレーフェアということだったので、インド風チキンカレーセットを食べた。プリンがついている。

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一緒に展示を見ていた人(うち一人はさっきの観察記録を作った人)が長居公園近くのパン屋で買ってきたというフルーツサンドをひとつくれた。

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ミュージアムショップでは今回の展示にあわせてTシャツやハンカチなどのオリジナルグッズを販売している。他にもきのこ関連のグッズもあって充実している。

大阪きのこ展2018その13

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本郷次雄。ハラタケ目を中心に多くの新種・新産種を記載し、保育社の原色日本新菌類図鑑をはじめ、多くの図鑑類の執筆・監修を行った。
ここでは大阪自然史博に所蔵されている資料が多数展示された。

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ヌメリガサ科の絵図。保育社図鑑に使われた図の原画。そして、そのページに掲載されている図の原画を集めて並べている。こうした原画が見られるのは貴重な機会。

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クロハツモドキの図。クロハツモドキを何度も描いている。ひとくちに「クロハツモドキ」と呼んでいるものには複数種含まれているようで、そういうことを意識したのかもしれない。

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テングタケ属などの図。1枚に幼菌や成菌、断面、胞子など多くの情報が書き込まれる。

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オニフウセンタケやダイダイイグチなどの図。本郷が記載に用いた標本は滋賀県大津市近辺で採取されたものが多い。

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図の実物を見ると下手な写真より情報量が多いので驚く。本郷はきのこを実物大で描き、水彩で着色している。

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キリンタケ。ヘビキノコモドキはあるが、ではモドキじゃないのはなんだ?というと、キリンタケのこと。別名ヘビキノコ。

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絵図の中には図鑑に掲載されていないものも多い。名前が属の検索表に出てくるだけのものもある。

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本郷フィールド。大津市瀬田・石山あたりが多い。そうした場所も年月の経過で植生が変化し、見られるきのこにも変化があるという。

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きのこを新種または新産種記載するときはひとつ標本を指定する。そのタイプ標本は種の記載のための大事な資料であるため、博物館などで保管されている。多くの種を記載した本郷の図にはタイプ標本を描いたものもある。

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展示会場の最後には現代のクリエイターの作品も展示されている。これは九州を拠点に活動し、独特のタッチで描いている岩間杏美氏のきのこ絵巻。現在、全国きのこ旅をしている。

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木彫作家の小島秋彦氏の作品。本からきのこがにょきにょき生えているが、これすべて木で掘られている。

展示内容の紹介はこれで終わりだが、これほどに多くの展示内容があり、すごく見所の多い展示なのでぜひ大阪市立自然史博物館で見て欲しい。10月までやっているが、一部展示替えもあるようなので、期間中パスを買って何度も足を運んでもいい。

コガネキヌカラカサタケが出た

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2018年8月2日、家の植木鉢をふと見ると、コガネキヌカラカサタケが出ているのを見つけた。よくネットでも植木鉢やプランターから出たというのがアップされるきのこ。
それがついに我が家でも発生したのだ。

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翌日。ひとまわり成長した。途中でしおれてしまわないように、水を与えた。

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ついにここまで成長した。しかし、翌日にはしおれてしまった。命短し。

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翌日の4日。大阪に出かけて、リニューアルされた阪神百貨店本店に。地下にはスナックパークというのがあって、立ち食いで安くてうまいものが食べられる。
いか焼きが人気なのだがらずらりと並んでいたので、別のものを。ここでは構内にコナモンやラーメン、寿司、回転焼きみたいな「御座候」などいろんな飲食店が入っていて、注文したものをテーブルで立ち食いする。
この日は「阪神セット」700円を。「ちょぼ焼き」とたこ焼き4個、生ビールのセット。

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大阪駅の反対側にあるルクア(もと伊勢丹)の地下へ。最近のデパ地下はイートインに力を入れていて、酒を飲んだりいろんなものを食べたりできる。ルクアではイタリアンフードの販売や飲食が充実している。スイーツもあって、こんなコーンに綿菓子を乗せてさらにジェラートを乗せたものまで売っている。なんかきのこみたい。

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かつてグランフロント大阪にあったカファレルの店がなくなって、フンゲッティが買えなくなったのがさみしかったが、ルクア地下のチョコレート売り場できのこポットが復活。しかし、この日は大きいのしかなかった。大きいきのこポットは3万円する。

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生パスタが売りの店でパック入りで売られていたものを買った。680円を3割引。
きのこクリームのパスタやマグロのカツ。

京都御苑きのこ会と大阪きのこ展2018その14

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2018年8月5日。この日の朝はフルーツサンドではじまる。前日に阪急梅田店で買ったもの。いつもは「ファミーユ」が入っているスペースで、エーワンベーカリー系統のサンドイッチ屋が期間限定出店していた。
左はフルーツサンド、右はモンブランサンド。モンブランクリームとカスタードクリームで栗を挟む。

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この日は京都御苑きのこ会なのだが、7月の豪雨以来、まともに雨が降っていないので(その後の台風の時もお湿り程度)きのこがほとんどない。
あったのは先週折れているのがあったマンネンタケが、根元から再生しかけているところ。

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桜の根元近くで出ていた硬質菌。種類まではわからない。

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ふと足下に小さいきのこがあるのに気がついた。それは小さなベニタケ属の幼菌だった。

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この日は特別展「きのこ!キノコ!木の子!」をやっている大阪市立自然史博物館で午後から講演会があるので御苑は途中で抜け出した。
内容はカラカサタケの仲間の分類。カラカサタケ属、キヌカラカサタケ属などについて、東京近辺で採取された標本のDNAを調べ、学名のついている種と比較してどれに該当するのか?それとも未知種なのか?を解説。
この日は午前中の顕微鏡講座とあわせて談話会会員には中~上級講座とアナウンスしていたが、参加者の全員がこの話をすべて理解できていたわけではないだろう。誰でも参加できるとはいえ、一般には難しすぎ。

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終わってから展示会場を見る。この日は偶然にも関東からやってきたキノコットンさんと合流。以前千葉菌スライド会会場で布やフェルトなどで作られた作品を展示していた人。まさか、ここで再会するとは思わなかった。
会場にはワークショップで子どもたちが描いた会場内の展示品の絵が貼られていた。

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「とうちゅうかそう」だって。かわいらしい。

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このヤグラタケ、ちょっと大きいお友達が描いたんだろう?

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イグチを下から見上げて管孔を描き込む大胆なアングル。そして、なんか菌糸の塊?

大阪きのこ展2018その15

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なんだか色鮮やかな作品。これはきっとあれだ、様々な試薬による呈色反応のようすを描いたものにちがいない。

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これはなんかいろんなものが漂っているので、顕微鏡を覗いたようすを描いたものか?

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きのこ相談コーナー。顕微鏡もあるので、来館者が持ち込んだきのこについて調べたり相談に乗ったりする。

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カラカサタケを持ってきのこ踊りを披露する牧野富太郎。
あの植物学者がこんなことを。けっこうお茶目な人だったようだ。

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子嚢菌コーナーに展示されているトリュフの仲間。瓶入り黒トリュフなのがおもしろい。

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夏場に見つかったからだろうが、「サマートリュフ」という書き方がなんかおもしろい。

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フウノホソツクシタケ。以前はフウノミタケとも呼ばれたが、今は別のきのこの名前になっている。そこで今までは学名そのままにクシラリア・リクイダンバルと呼ばれていたが、最近、この名前で呼ばれるようになったようだ。

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清水大典冬虫夏草図復刻版のコーナーでは初日にあった木箱がなくなり、その分絵図が追加されていた。

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カエンタケの図。初日のときは解説がなかったのであえて断定しなかったが、タッチからして熊楠の図だろうと思っていた。すると、今回は解説が追加されていたので、やはり熊楠の絵なのだということがわかった。

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小島秋彦氏の木彫作品の反対側から見たところ。

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ニガクリタケの模型のカサの部分がとれてる!と思ったが、実は初日からとれている。

公園のきのこ2018年7月1

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最近はずっと大阪きのこ展について掲載してきたが、時間を1週間前に戻す。
2018年7月13日。最初に自然公園に行ってから、今度は別の公園に移動。
すでにかなり暑い時期なのだが、豪雨の後の最後のきのこチャンス。
最初に見つけたのはヘビキノコモドキ。

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こちらは干からびかけている。

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こちらにもコテングタケがあった。

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クロハツ系。ヤマモモの大木の根元周囲に出ていた。

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ヒダはうっすらピンクがかり、黒っぽい縁取りも見られる。

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クロハツの仲間らしく、傷つけると赤くなり、やがて黒くなる。

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黄色っぽいのがあると思ったら、キナコハツだった。

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カサや柄の根元に粉状の黄色いものがついている。

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今度はクロハツモドキ系があった。

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さっきのクロハツ系よりもずっとヒダが密になっている。

公園のきのこ2018年7月2

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乾いているのでカサがひび割れているが、これでもヤマドリタケモドキ。

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こちらは「キアシヤマドリタケ」。

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管孔がまだ菌糸に覆われていた。

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黄色っぽい小さいエリンギみたいなのが群生していた。

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でもこれはアンズタケ属なのだった。

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かびているわけではない。

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遊歩道の階段に大きなヤマドリタケモドキがあった。

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2本並んでいた。カサにはかじられた跡がある。

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こちらは緑のカワリハツ系。

公園のきのこ2018年7月3

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遊歩道脇に白っぽいきのこを見つけた。けっこう大きいのですぐ見えた。

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根元には袋状ツボがあり、柄やカサは白っぽい羽毛状のもので覆われているような

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表面は一部単褐色を帯びているようで、ヒダにも縁取りが見られる。後で見ると触ったところも褐色っぽく見えるので、もしかしたら、フクロツルタケかも?この写真でもカサの周辺部に若干条線が見えるような。

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これもまたヤマドリタケモドキ。

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管孔は開いている。柄の全体に網目あり。

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こちらは明らかにフクロツルタケとわかるもの。3本くらい出ていた。

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これはわかりやすい

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コテングタケモドキ。かわいらしい形。

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今年はほんとに見ることが少なかったアイタケ。これが今年初?

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最後に見つけたシロハツモドキ。落ち葉に埋もれている。
この日のきのこも大阪市立自然史博物館に送った。
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