苔むした倒木にあった謎の綿毛。カビなのか?動物の毛なのか?
持って帰って顕微鏡で見てみたが、透明で中空。ただの化学繊維?
持ち帰ったニセクロハツ。赤っぽくなっていて少し黒ずんでいる。
クロハツだと真っ黒になるが、やはり、ニセクロハツなのだろう。
ヒダの一部をつまみとって顕微鏡で見てみる。縁シスチジアが見える。
棍棒状の縁シスチジアが等間隔で並んでいる。残念ながら胞子が見つけられなかった。
観察終了後は旅人の歓迎会をして終わったのだが、2つ宿題をいただいた。
見つけた地下生菌?の胞子を見て欲しいという。
ひとつは根元?に根状菌糸束?がついているので担子菌のかつて「腹菌類」と呼ばれたものだろう。
胞子の直径は5~6ミクロンの球形で褐色。表面に刺かイボみたいなのがある。
もうひとつは「ツチダンゴ」だと言っていたもの。小さくてすでにボロボロだったが、こうして見ると、皮は2層構造に見える。内部には褐色の胞子が詰まっている。
こちらの胞子も球形で褐色だが、先のものよりはるかに大きい。直径20ミクロンくらいある。
表面には模様が見える。
表面がでこぼこしている。情報ではツチダンゴの一種ではないかというので、正解だったかも。
後日、旅人は京都に向かった。そして現在は山梨県にいるという。